横浜で不動産買取をする際の注意点とは
神奈川県の中で一番人口が多い横浜では、その分だけ不動産もたくさんあります。その不動産を売却したい場合、不動産買取業者に任せることもあるでしょう。
では、契約をする場合どのようなことに注意をしたらよいでしょうか。これを事前に知ることで、満足感の高い契約をすることが可能になります。
不動産会社を選ぶ時の注意点とは
不動産買取を業者に依頼する場合には、当然ながら不動産業者を一つ選ばなければいけません。会社を選ぶ時の注意点ですが、まずいくつかの業者を比較することが必要になります。
なぜわざわざ比較をしなければならないのでしょうか。その理由は、不動産業者によって査定金額が若干異なるからです。
例えば、ある不動産業者はその物件の査定金額を2000万円にしたとします。もしそこしか検討しなかった場合には、2000万円で契約をすることになるでしょう。ところが、他と比較してみると実は2000万円以上の金額がつくようなこともあるかもしれません。
ほかの業者に査定をしてみたところ、2200万円や2300万円といった金額がついた場合、果たしてどこが一番お得になるかということです。もちろん金額がすべてではありませんが、少なくとも比較をすることで今まで見えてこなかった部分が見えてきます。
このようにいくつかの会社を比較すれば、おのずと良い条件のところが見つかり、そこと契約をすることで満足な結果を得やすいです。ただこの場合、あまりたくさんの業者と比較をしない方がよいです。
例えば、より適正な金額を知りたいために10社に見積もりお願いしたとします。当然その中でおおむね相場と呼ばれるものが見えてくるでしょう。その点は確かに便利ですが、見積もりをするだけで10回も付き合わなければならないのは余程時間がある人か長い期間をかけて行わなければ難しいでしょう。
しかも、最終的に契約をする不動産会社は一つだけですので、残りの9社には断りを入れなければいけません。そうすると、わざわざたくさんの不動産会社に依頼するよりも3社ぐらいまで絞り込んだ方がよいでしょう。
次に、顧客の話しをしっかり聞いてくれるかという点を気にしておく必要があります。不動産会社も当然商売で行っていますので、可能なかぎり良い物件は自社の方で購入したいと考えるでしょう。営業マンもそのように教育されていますし、何より売り上げが上がればそれだけ営業マンの成績も良くなります。
この場合、顧客の意思を無視してとにかく売却することだけを提案するようなところもあります。急いで売却させるようによい条件を掲示しますが、契約をすること自体が目的になっていますので顧客のことはあまり考えられていない可能性も否定できません。
そうすると、顧客が大事に扱っていた不動産をいい加減な業者に手渡すことになり、後味が悪いことになってしまうでしょう。それよりも、担当者が顧客のことを親身に考えてくれるところを選ぶべきです。
顧客の話にその都度耳を傾けてくれるような業者ならば、安心して取引きをすることができます。仮に買い取り金額はそこまで高くなくても、後味の良い取引きができるでしょう。
価値によっては売却が難しいこともある
実際に査定金額を出してもらったとき、いくつか注意する点がありますが、そのうちの一つは不動産の価値がどの程度になっているかです。不動産会社としても、高い金額の物件を扱えばよいわけではありません。
不動産会社の立場からすれば、せっかく購入した物件でもそれを第三者に売ることができなければ意味がありません。場所にもよりますが、高級住宅街などでなければ顧客は中古物件にそこまでお金を出してくれません。
中古住宅を購入するのに5000万円以上出す例は少ないでしょう。せいぜい中古住宅を購入するとしても、3000万円から4000万円ぐらいまでになります。東京などの土地の値段が高い地域を除けば、平均的には2000万円台で購入することも少なくありません。
そうだとすれば、不動産の価値が2000万円から4000万円ぐらいまでならば不動産会社も喜んで買い取りをしてくれる可能性は高くなります。ところが、有名人が住んでいる屋敷のように1億円ぐらいの価値がある物件はなかなか売ることができません。
欲しがる人がいたとしても、かなり特定の人に限られますので、売却するまでの時間はかなりかかってしまいます。たまに、高級物件ばかりを扱っている不動産会社もあるのは事実です。
ですが、一般的な不動産会社の場合、少なくともインターネットで宣伝しているような不動産買取業者は高級物件を扱っていることは少ないですので、手ごろな値段の物件の方が売りやすいです。
では、価値が安い物件の場合はどのように扱われるでしょうか。例えば、土地が狭く建物自体も築30年以上で価値がなくなってしまっている物件などです。この場合、その金額は500万円程度かそれ以下の場合も考えられます。
ぎりぎり不動産会社が買い取ってくれる金額かもしれませんが、不動産会社によっては買い取りを拒否するようなところがあるかもしれません。この場合には、安い物件を中心に扱っている不動産買取業者に依頼してみるのも一つの方法です。
ローンが残っている場合にはどのようにしたらよいか
不動産買取をしてもらいたいけども、何らかの理由があり買い取りができない場合も少なくありません。よくある例としては、まだ住宅ローンが残っている物件です。いわゆる、銀行の担保に入っている物件ですので、これを勝手に売却するわけにはいきません。
銀行の担保に入っていれば、その所有権は銀行にあるのです。銀行のものを勝手に売ってしまっては権利侵害になってしまうでしょう。ですが、絶対に売却することができないかといえばそのようなことはありません。
売却できる例としては、住宅ローンの残高よりも高い金額で買取をしてもらった場合です。例えば、住宅ローンが残り500万円だとします。このとき、その住宅の価値が2000万円あればそれを売却した金額を住宅ローンに充てれば住宅ローン自体を相殺することができます。
そうすると、担保が外れますので全く担保がない住宅を買い取りしてもらうのと同じ条件になることがわかるでしょう。もちろん、住宅の所有者は1500万円程度で売却したのと同じになりますので、手に入るお金は少なくなりますが、少なくとも売却をすることができる点においては成功といえます。
このとき注意したいことは、所有権抹消をするときの手続きにもお金がかかってしまう点です。所有権抹消登記をする場合、司法書士に依頼しても20万円以上かかることは少なくありません。
それ以外でも、銀行に対してはローンの手数料を支払なければなりません。これらのことを考えれば、予定していたよりも手に入る金額が少なくなります。あらかじめどれぐらいの金額が手に入るかをよく計算したうえ、不動産買取業者に買い取ってもらいましょう。
不動産買取業者に所有している不動産を買い取ってもらうときの注意点の一つは、業者選びになります。業者選びをするときのポイントはいくつかの業者と比較をすることですが、あまりたくさんの業者と比較しても時間ばかりがかかってしまいます。そのため、3社ぐらいに絞り込むことが大事です。
次に、物件の価格が高すぎるものや安すぎるものは買取不可になる可能性があるため、この場合には専門の不動産買取業者に依頼しましょう。さらに、ローンの支払い中の場合には、ローンの残額よりも不動産売却価格の方が高いことが買い取りしてもらうときの必要条件になります。