不動産ポータルサイトってどんなサイトのこと?買取に役立つ?
いつでもどこでも物件を探せる不動産ポータルサイトは、自分が住みたいマンション、戸建て、土地などを検索することはもちろんのこと、不動産の購入や売却も可能です。不動産ポータルサイトの特徴、強み、得意分野を知ることで、自分に合っているサービスが分かるので、今回の記事を参考にしてください。
そもそもポータルサイトとは
自分と知りたい情報の仲介役を務めているサイトをポータルサイトといいます。インターネットが普及した現代の社会では、広く一般的に使用されています。いつでもどこでも物件を探せる不動産ポータルサイトの魅力、メリット、注意点について見ていきましょう。
ポータルの意味は入口
自分が知りたいことや調べたいことがあったときに、自分と情報の仲介役となってくれるのがポータルサイトです。たとえば、検索エンジン、ニュース、オークションなどがあります。ポータルサイトは広く一般的に使用されており、スマートフォンやパソコンなどから気軽にアクセスできるのが特徴です。ワンクリックで自分が知りたいことが知れるので、素早く簡単に情報を入手できます。
不動産ポータルサイトとは
広く一般的に使用されているポータルサイトと同じように、物件探しでは不動産ポータルサイトを活用してみましょう。ただし、こちらは不動産屋であると誤解されがちなので、注意してください。あくまで、物件情報が欲しいと思っている人と物件情報を提供したい不動産屋の仲介役となっているのが不動産ポータルサイトです。不動産ポータルサイトに加盟している不動産屋の物件情報を掲載しているので、気になる物件や内見してみたい物件などがあれば、直接不動産屋に自分で連絡をとってください。
いつでもどこでも物件を探せる
こちらの魅力は、いつでもどこでも物件を探せることです。電車で移動しているときや誰かと待ち合わせするまでの時間があれば、簡単に物件情報を入手できます。不動産屋の営業時間内に来店することが難しい人は、不動産ポータルサイトで気になる物件を確認しておくだけでも物件探しが進むでしょう。こちらのメリットは2つあります。
まず、店舗で扱っている物件数よりも数が多いことです。加入している不動産屋の物件数は、1店舗の不動産屋が取り扱っている物件数よりも多くなるので、不動産屋にこだわりがない人には向いているでしょう。
次に、不動産屋で物件を決めるよりも時間的に余裕があることです。こちらは一概にそうとはいえませんが、不動産屋に来店して物件を決定するときは、担当者のアドバイスを聞き入れながら、複数ある候補から物件を選択しなければいけません。
また、終業時間前などに来店した場合は、時間的な制約があるなかで物件を探すことになるので、気持ちが落ち着かないことがあるでしょう。必ず契約しなければいけないのではないかと思ってしまう人もいるかもしれません。以上のことから、物件数が多くて時間に余裕を持って物件情報を見てみたい人にはおすすめできます。注意点として、不動産ポータルサイトに掲載されている情報は、最新ではない可能性があります。そのため、気に入った物件があれば、他の人が売買契約を締結する前に、不動産屋に質問しておきましょう。
業界大手の不動産ポータルサイト
業界大手と呼ばれているスーモ、アットホーム、ライフルホームズに加え、ピタットハウス、オウチーノも紹介します。それぞれ特徴や得意分野が異なるので、自分が使いやすいサービスを利用してください。
スーモ
株式会社リクルートが運営しています。不動産総合ポータルサイトとして業界大手となっています。アットホームズ、ライフルホームズとあわせて3強とよばれています。株式会社リクルートの審査を通過しているので、物件掲載数第1位などの情報は信ぴょう性があります。スーモは、全国のマンションのみならず、一戸建てや土地なども販売も行っています。そして、賃貸マンションやリフォームに関する業務まで行っているので、住まいに関するあらゆる情報が掲載されているのが特徴です。新しい物件を探す人だけではなく、戸建て住宅のリフォームを検討している人や、土地の売却を考えている人などの幅広いニーズに対応しています。
アットホーム
アットホーム株式会社が運営しています。スーモ、ライフルホームズとあわせて3強とよばれています。アットホームの前身の会社は昭和40年代に不動産事業を始めているので、歴史が長いことでも知られています。加盟店舗数の数が多く、個人経営の小さな不動産屋まで加盟しています。そのため、穴場の物件や地元に住んでいる人だからこそ分かる、住みやすい物件などの情報が掲載されています。また、国土交通省の事業にも参画しており、近年社会問題になっている空き家対策にも力を注いでいます。
ライフルホームズ
株式会社LIFULLが運営しています。スーモ、アットホームとあわせて3強とよばれています。あらゆる生活を満たすという意味を持つ社名のとおり、ライフルホームズには専属の情報審査チームが組織されていて、掲載されている情報量の多さのみならず、掲載されている情報の正確性や、質の高さにもこだわりを持っています。そのため、スーモと同じく、情報の信ぴょう性があるといえます。また、オリコン顧客満足度ランキング第1位を2019年に獲得するなど、利用者の満足度も高いことが分かります。
ピタットハウス
スターツピタットハウス株式会社が運営しています。ピタットハウスの特徴は、ホームページに公開される前の物件や未公開物件も閲覧できることです。
オウチーノ
株式会社オウチーノが運営しています。オウチーノの特徴は、サイト訪問者が不動産会社の比較がしやすいようになっていることです。
売却に不動産ポータルサイトを活用してみよう
不動産を購入したい場合や売却したい場合にも、不動産ポータルサイトは便利です。
誰でも売り出し物件を検索できる
不動産の購入を検討している人であれば誰でも検索できるようになっているので、気軽にサービスを利用できます。地域や価格などの検索条件を入力すると、条件に見合った物件を閲覧できます。物件の詳細情報や写真だけではなく、動画もあわせて掲載されているので、まるで現場を自分の目で見ているような感覚になります。
登録先を増やしたいときの契約方法
不動産を売却するときは、ポータルサイトにこだわる必要があります。不動産の登録先を増やしたいと考えている人は、不動産会社と一般媒介契約を締結しましょう。一般媒介契約は、複数の不動産会社と契約ができます。また、有効期限と業務報告義務はありません。しかし、複数の不動産会社と契約できるということは、不動産会社から手厚いサポートが望めません。そのため、自分で売却活動を行う必要があります。自主的に活動できる人が向いているといえるでしょう。
相場に合った価格設定
売主が価格を設定しますが、相場から乖離していると売却できずに残ってしまう可能性があります。その理由は、相場から乖離している価格は検索結果に表示されないからです。これではサイト訪問者に閲覧してもらえません。ですから、相場に合った価格設定をしましょう。また、不動産会社に物件を査定してもらうことができますが、あくまで参考価格なので見積もりと同じです。参考価格と同様の価格で売却活動したにもかかわらず売れ残ることもあるため、スムーズに売却できればラッキーと考えておくくらいがよいでしょう。
まとめ
現在は、インターネット環境とスマートフォンやパソコンなどがあれば、いつでもどこにいても物件を検索できるようになりました。オンラインで物件を検索して良い物件が見つかれば、オフラインで内見と契約を締結することが可能です。自分に合った不動産ポータルサイトで物件探しを始めてください。また、不動産の購入や売却も不動産ポータルサイトで完結できます。積極的に利用してみましょう。